Spotifyを家族や友人の前で開いたとき、ホーム画面に表示されたアルバムやプレイリストを見られて困った経験がある人は少なくありません。
一度だけ聴いた睡眠用BGMや子ども向けの曲、興味本位で再生したポッドキャストが残り続けると、Spotifyの再生履歴を削除して元の状態に戻したいと考えるのは自然なことです。
しかし、Spotifyには再生履歴、最近のアクティビティ、最近聴いたアーティスト、検索履歴、再生キューなど似た項目が複数あり、削除できるものと削除できないものを混同すると、キャッシュの消去やアプリの再インストールを繰り返しても目的を達成できません。
ここでは、2026年7月時点のSpotifyの仕様を前提に、再生履歴を個別に消せるのかという結論から、他人に見られにくくする設定、おすすめへの影響を抑える方法、身に覚えのない曲が並んだ場合の対応までを整理します。
Spotifyの再生履歴を削除できないときの対処法

結論からいうと、Spotifyで過去に聴いた曲を再生履歴から選び、利用者の操作で一件ずつ完全に削除することは基本的にできません。
以前のパソコン版に関する古い操作方法が検索結果や動画に残っていますが、現在のアプリで同じメニューが表示されるとは限らず、再生履歴以外の項目を消す手順が紹介されている場合もあります。
ただし、履歴そのものを削除できなくても、公開範囲を狭める、今後の再生を非公開にする、おすすめへの影響を弱めるなど、再生履歴を消したい理由に応じた代替策は用意されています。
再生履歴は個別削除できない
Spotifyの再生履歴にはアカウントで再生したコンテンツが記録されますが、現在は利用者が特定の曲、アルバム、プレイリスト、ポッドキャストだけを選択して履歴から完全に取り除くための公式機能がありません。
スマートフォンで項目を長押ししたり、パソコンで右クリックしたりしても、保存、共有、プレイリストへの追加などは表示される一方、履歴そのものを消すメニューは通常表示されません。
アプリのバージョンや地域によって画面構成に差があるため、表示名やボタンの位置が変わる場合はありますが、削除メニューが見当たらない状態は故障や操作ミスではなく、現在の仕様である可能性が高いと考えられます。
そのため、同じ操作を何度も試すよりも、他人に見られたくないのか、おすすめを元に戻したいのか、身に覚えのない再生を止めたいのかを先に整理し、それぞれに適した設定へ進むことが重要です。
Spotify公式コミュニティでも、リスニング履歴に含まれる項目を個別に削除する機能は提供されていない旨が案内されているため、古い記事の手順だけを根拠にアプリを操作しないよう注意しましょう。
似ている履歴を区別する
Spotifyで履歴と呼ばれやすい項目には複数の種類があり、画面に曲名が残っているからといって、すべてが同じデータを表示しているわけではありません。
特に、最近のアクティビティ、ホーム画面の最近聴いたコンテンツ、プロフィール上の最近聴いたアーティスト、検索履歴、再生キューは、役割も設定方法も異なります。
| 項目 | 主な内容 | 個別削除 |
|---|---|---|
| 再生履歴 | 過去に再生した曲 | 基本的に不可 |
| 最近のアクティビティ | 最近聴いたコンテンツ | 基本的に不可 |
| 最近聴いたアーティスト | プロフィール上の公開情報 | 公開停止が可能 |
| 検索履歴 | 検索した語句や項目 | 再生履歴とは別管理 |
| 再生キュー | これから再生する曲 | 削除や消去が可能 |
| キャッシュ | 端末内の一時データ | 削除が可能 |
たとえば再生キューを空にしても過去の再生履歴は消えず、キャッシュを削除してもSpotifyのアカウント側にひもづいた履歴が初期化されるわけではありません。
削除したい画面がどの項目なのかを確認してから操作すれば、ダウンロード済みコンテンツを誤って消したり、必要のない再インストールを行ったりする失敗を防げます。
ホーム画面の表示も消せない
Spotifyのホーム画面には、最近聴いたアルバム、プレイリスト、アーティスト、ポッドキャストなどが再訪しやすい形で表示されますが、これらを利用者が自由に並べ替えたり、一件ずつ指定して非表示にしたりできるとは限りません。
ホーム画面に出ている項目は単純な時系列の再生履歴だけではなく、保存状況、視聴傾向、おすすめ、Spotify側の表示ロジックなどをもとに構成されるため、別の曲を何度か再生してもすぐに消えるとは限りません。
表示を押し流す目的で興味のない曲を大量に再生すると、新たな曲まで好みに関するデータへ加わり、おすすめや自動再生の傾向をさらに乱す可能性があります。
ホーム画面を見られたくない場合は、表示が自然に更新されるのを待つだけでなく、共有端末からログアウトする、スマートフォンの画面ロックを使う、プロフィールの公開設定を見直すといった対策を組み合わせるほうが現実的です。
なお、ホーム画面からプレイリストを開き、マイライブラリへの保存を解除できたとしても、それは保存状態を変更する操作であり、過去に再生した事実を履歴から削除する操作ではありません。
スマホとパソコンで見え方が違う
Spotifyの再生履歴は、スマートフォン版、タブレット版、デスクトップアプリ、Web Playerで入口や表示範囲が異なるため、同じアカウントでも画面上に見える内容が完全には一致しない場合があります。
スマートフォンではホーム画面上部のプロフィール画像から最近のアクティビティを開ける構成が一般的で、音楽やポッドキャストなどの条件を使って表示内容を絞り込めることがあります。
パソコン版では再生キューの画面から最近再生した曲を確認でき、Spotify公式サポートでは直近の一定数の楽曲を確認する手順が案内されていますが、その一覧にある曲を自由に削除できることを意味するものではありません。
片方の端末からアプリを削除しても、同じアカウントで別の端末にログインすれば再び履歴が見える可能性があり、端末内だけのデータではなくアカウントに関連する情報として扱われていることが分かります。
手順を探す際は、使用中の端末とアプリのバージョンを確認し、数年前のパソコン版だけに対応した記事や、現在は存在しないメニューを前提とした動画をそのまま信用しないことが大切です。
検索履歴の削除とは異なる
Spotifyで検索したアーティスト名や曲名が候補に残っている場合、それは再生履歴ではなく検索履歴である可能性があり、再生したコンテンツの記録とは分けて考える必要があります。
検索履歴を消せる画面が表示されていても、その操作によって最近聴いた曲、ホーム画面の表示、おすすめを作るために使われる過去の再生情報まで同時に消えるわけではありません。
反対に、検索履歴を消しても、検索後に曲を再生していれば、最近のアクティビティやホーム画面にそのコンテンツが残る可能性があります。
検索した言葉を家族に見られたくない場合は検索履歴側の消去が役立ちますが、聴いた曲をプロフィールに出したくない場合は最近聴いたアーティストの公開設定を変更する必要があります。
画面に表示されている内容が検索語句なのか、再生済みコンテンツなのか、これから流れる再生キューなのかを見分けることが、適切な操作を選ぶ第一歩です。
消したい目的から対策を選ぶ
Spotifyの再生履歴を削除したいと感じたときは、削除ボタンを探し続ける前に、何を解決できれば困らなくなるのかを具体的に考えてみましょう。
同じ削除希望でも、家族に見られたくない場合、友達へ公開したくない場合、おすすめを修正したい場合、不正アクセスを止めたい場合では必要な対策が大きく異なります。
- 友達への公開を止める
- プロフィール表示を隠す
- 今後の再生を非公開にする
- おすすめへの影響を弱める
- 共有端末からログアウトする
- 不正アクセスを遮断する
友達にリアルタイムの再生状況を見せたくないなら再生状況をオフにし、特定ジャンルをおすすめへ反映させたくないなら好みに関するデータからの除外を使うなど、目的に近い機能を選ぶことが大切です。
完全削除にこだわると利用できる選択肢が少なくなりますが、公開、表示、推薦、セキュリティという四つの観点に分けると、実際の困りごとは設定変更で解消できる場合があります。
アカウント削除は最後の手段
Spotifyにはアカウントを閉鎖し、Spotifyのサービスに関するデータの削除処理を進める方法がありますが、再生履歴の一項目だけを消すために使う機能ではありません。
アカウントを閉鎖すると、保存した音楽やプレイリスト、フォロワー、利用中のサービス、購入済みオーディオブックなどにも影響が及ぶ可能性があるため、ホーム画面から一つの曲を消したいという理由だけで選ぶのは負担が大きすぎます。
Spotify公式では、閉鎖後に届くメールのリンクから一定期間内であれば再開できますが、その期間を過ぎると完全な閉鎖とデータ削除の処理が始まると案内されています。
Premiumの支払いだけを止めたい場合もアカウントを削除する必要はなく、プランを解約してSpotify Freeへ切り替える方法があるため、料金停止とデータ削除を混同しないようにしましょう。
アカウント閉鎖を検討するのは、再生履歴だけでなくSpotifyの利用自体を終了し、保存情報を含めて手放しても問題がない場合に限るのが安全です。
古い削除手順に注意する
インターネット上には、パソコン版Spotifyの最近再生した項目を右クリックし、一覧から削除するよう案内する記事や動画が残っていますが、掲載時期によっては現在の画面で再現できません。
Spotifyはアプリの画面構成や名称を変更することがあり、当時は利用できた操作でも、現在はメニュー自体が廃止されていたり、一部の利用者にしか表示されない試験機能だったりする可能性があります。
記事の更新日が新しく見えても、本文や画像だけが以前のまま残っていることがあるため、実際のSpotifyアプリと公式サポートの案内を基準に判断しましょう。
また、非公式の履歴削除ツールへSpotifyのメールアドレスやパスワードを入力すると、アカウントを不正利用される危険があるため、ログイン情報を要求する外部サイトは安易に使わないことが重要です。
公式に用意されていない削除機能を外部ツールが実現すると宣伝している場合は、何のデータを削除するのか、Spotifyとの正式な連携なのか、アクセス権をいつ解除できるのかを慎重に確認してください。
再生履歴を見られにくくする設定

再生履歴を消したい理由が他人の目である場合は、履歴の完全削除よりも、Spotify内の公開設定と利用端末の管理を見直すほうが直接的な対策になります。
Spotifyにはリアルタイムの再生状況、プロフィールに表示される最近聴いたアーティスト、一定時間だけ非公開で聴くプライベートセッションがあり、それぞれ守れる範囲が異なります。
一つの設定だけですべての表示が消えるわけではないため、誰に、どの画面を、いつ見られたくないのかを考えながら組み合わせましょう。
公開設定をまとめて見直す
まず確認したいのは、Spotifyアプリの設定とプライバシーにあるソーシャル関連の項目で、友達やフォロワーに共有する情報を必要な範囲まで減らせます。
設定名は端末や更新状況によって多少異なる場合がありますが、再生状況、最近聴いたアーティスト、公開プレイリストなどを確認すると、意図しない公開を防ぎやすくなります。
- 再生状況をオフ
- 最近聴いたアーティストをオフ
- 公開プレイリストを確認
- 不要なフォロワーを確認
- 共有端末からログアウト
- 連携サービスを確認
再生状況をオフにしても自分のアプリ内にある再生履歴が消えるわけではありませんが、友達側のアクティビティに何を聴いているか表示されることを抑えられます。
プロフィールやプレイリストも含めて見直すことで、履歴を削除できなくても、他人が自分の音楽の好みをたどれる入口を減らせます。
機能ごとの違いを理解する
Spotifyのプライバシー設定は似た名称が並びますが、対象となる画面や有効期間が異なるため、目的と合わない設定だけを変更して安心しないようにしましょう。
たとえば、最近聴いたアーティストを非公開にしても友達へのリアルタイムな再生状況がオンのままなら、現在聴いている曲を知られる可能性があります。
| 設定 | 主な効果 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 再生状況 | 友達への共有を停止 | 普段から非公開 |
| 最近聴いたアーティスト | プロフィール表示を停止 | 好みを隠したい |
| プライベートセッション | 一時的に非公開 | 今回だけ隠したい |
| プレイリストの非公開 | 作成リストを隠す | 選曲を見せたくない |
| 端末のログアウト | 端末からの閲覧を防止 | 共有機器を使った |
再生状況の設定は複数の端末に適用される一方、共有テレビやゲーム機、スマートスピーカーなどは別の連携サービスを通じてアクセスしていることもあるため、アカウントページのアプリ管理も確認すると安心です。
履歴の削除と公開停止は別の操作ですが、他人に見られることが悩みなら、公開停止のほうが今後の再生にも継続して効果を期待できます。
プライベートセッションを使う
特定の曲やジャンルを一時的に非公開で聴きたい場合は、再生する前にプライベートセッションを有効にする方法が役立ちます。
Spotify公式の案内では、プライベートセッションを利用すると再生状況が一時的に非表示になり、セッション中の再生が最近再生したコンテンツやトップアーティストなどへ反映されにくくなる仕組みが示されています。
ただし、プライベートセッションは永続的な設定ではなく、手動でオフにした場合、アプリを再起動した場合、一定時間が経過した場合などに終了するため、毎回有効になっているとは限りません。
スマートフォンではプロフィール画像から設定とプライバシーを開き、プライバシーとソーシャルに関する項目から有効にできる構成が一般的で、パソコンではプロフィール画像から設定を開いて操作します。
聴き終わった後で過去の履歴をさかのぼって非公開にする機能ではないため、睡眠用音源、仕事用BGM、家族向けの曲などを自分の傾向へ混ぜたくないと分かっている場合は、再生前に切り替えることが大切です。
おすすめへの影響を減らす方法

Spotifyの再生履歴を削除したい人の中には、履歴を人に見られることよりも、一度聴いた曲のせいでおすすめが変わったことに困っている人もいます。
Spotifyのおすすめは一件の再生だけで決まるとは限りませんが、睡眠音楽、子ども向け楽曲、季節限定のBGMなどを長時間流すと、Discover Weeklyや自動再生の傾向に影響する可能性があります。
この場合は履歴の削除ではなく、好みに関するデータから除外する機能、プライベートセッション、普段の再生行動による調整を使い分けるのが有効です。
好みに関するデータから除外する
Spotifyには、特定のプレイリストや楽曲を好みに関するデータから除外し、その再生がおすすめや好みの概要へ反映されにくくする機能があります。
履歴の表示そのものを消す機能ではありませんが、削除したい理由がレコメンドの乱れである場合は、目的に最も近い選択肢の一つです。
| 聴き方 | おすすめの対策 | 理由 |
|---|---|---|
| 睡眠用プレイリスト | プレイリストを除外 | 継続再生が多い |
| 子ども向けの曲 | 曲やリストを除外 | 本人の好みと異なる |
| 作業用環境音 | プレイリストを除外 | 長時間流しやすい |
| 一度だけ試す曲 | プライベートセッション | 事前設定がしやすい |
| 誤操作で再生 | 通常利用で調整 | 影響が限定的 |
プレイリストや楽曲の三点メニューを開き、好みに関するデータから除外する項目が表示される場合は、その選択肢を使って過去および今後の再生の影響を弱められます。
除外後も再生履歴やホーム画面から項目が直ちに消えるとは限らないため、表示を隠す機能ではなく、パーソナライズを整える機能として利用しましょう。
再生前の対策を習慣にする
おすすめへの影響を確実に抑えたい場面では、曲を聴いた後に修正方法を探すより、再生する前にプライベートセッションや除外設定を使うほうが効率的です。
特に自宅のBGM、店舗研究、仕事上の音源確認、家族のリクエストなど、自分の好みとは異なる音を繰り返し再生する機会がある人は、用途別の運用を決めておくと迷いません。
- 再生前に非公開を確認
- 用途別プレイリストを作成
- 長時間用リストを除外
- 共有端末のアカウントを分ける
- 聴き終わったら設定を確認
- 定期的におすすめを見直す
家族全員が一つのアカウントを使っている場合は、設定だけでは各人の好みが混ざることを完全には防げないため、利用条件に合う個別アカウントやFamilyプランを検討する方法もあります。
履歴削除を前提に使うのではなく、記録や推薦へ影響させたくない再生を事前に分ける習慣を作れば、Spotify本来のパーソナライズを保ちやすくなります。
普段の再生で傾向を整える
誤って一曲を再生した程度であれば、アカウントを作り直したり大量の曲を無理に再生したりせず、普段から好きな音楽を選んで聴くことで傾向が整うのを待つ方法があります。
おすすめは再生履歴だけでなく、保存した曲、フォローしているアーティスト、作成したプレイリスト、スキップなど複数の行動を踏まえて変化すると考えられるため、継続的な利用のほうが重要です。
気に入らないおすすめを再生し続けて履歴から別の曲を押し流そうとすると、その再生自体が新しい傾向として扱われ、逆効果になる可能性があります。
好きな曲をライブラリへ保存し、興味のあるアーティストをフォローし、不要なおすすめには利用できるフィードバック機能を使うなど、自然な操作を積み重ねましょう。
すぐに完全な初期状態へ戻す機能はありませんが、今後の再生を適切に管理すれば、一度の誤再生だけを過度に心配する必要はありません。
端末別に確認すべきポイント

Spotifyの設定を変更しても表示が消えないときは、操作した端末、ログイン中のアカウント、閲覧している項目が合っているかを確認しましょう。
スマートフォンでキャッシュを削除してもパソコンの最近のアクティビティは残ることがあり、パソコンからログアウトしてもテレビやスマートスピーカーとの連携が継続する場合があります。
端末ごとの操作で変わるものと、アカウント全体へ適用される設定を区別すると、不要な初期化やデータ消失を避けられます。
操作で変わる範囲を確認する
Spotifyで削除やリセットに見える操作を行う前に、その操作が端末内だけに作用するのか、アカウント全体の設定を変えるのかを確認することが重要です。
特にキャッシュの削除、ダウンロードの削除、アプリのアンインストールは、再生履歴を消す操作と誤解されやすい項目です。
| 操作 | 主に変わるもの | 再生履歴 |
|---|---|---|
| キャッシュ削除 | 端末の一時データ | 基本的に残る |
| ダウンロード削除 | オフライン用データ | 基本的に残る |
| アプリ再インストール | アプリの保存状態 | 基本的に残る |
| 再生キュー消去 | これから流れる曲 | 基本的に残る |
| 公開設定の変更 | 他人からの見え方 | 記録は残り得る |
| アカウント閉鎖 | サービス全体のデータ | 削除処理の対象 |
アプリを再インストールするとダウンロードしていた音楽やポッドキャストを再度保存する必要があるため、履歴を消す目的だけで実行すると手間が増える可能性があります。
キャッシュ削除は容量不足や動作不良への対策として有効ですが、Spotifyのアカウントに記録された再生情報を初期化するものではないと理解して使いましょう。
スマートフォンの設定を確認する
iPhoneやAndroidでは、ホーム画面上部のプロフィール画像から最近のアクティビティや設定とプライバシーへ進める構成が一般的です。
再生履歴を見られたくない場合はSpotify内の設定だけでなく、スマートフォンそのもののロック、通知内容、ウィジェット、車載ディスプレイへの表示も確認しましょう。
- 再生状況をオフ
- 最近聴いたアーティストを非公開
- ロック画面の通知を確認
- ウィジェット表示を確認
- 接続中のデバイスを確認
- アプリの画面ロックを活用
ロック画面や車載システムに表示される曲名はSpotifyの再生履歴一覧とは別の仕組みで表示されることがあるため、履歴を削除できたかどうかだけでは解決しません。
スマートフォンを家族と共有する場合は、使用後にSpotifyからログアウトするだけでなく、OSのユーザー分離機能や端末のアクセス制限も利用すると安全性を高められます。
パソコンとWeb Playerを確認する
パソコン版Spotifyでは、再生キューの画面に最近再生した曲を確認するタブが用意されることがありますが、キューに追加された曲と過去に再生した曲を混同しないようにしましょう。
キューから曲を削除できても、それは今後の再生順から外す操作であり、すでに聴いた曲の履歴やホーム画面の表示を消す操作ではありません。
学校、職場、ホテル、インターネットカフェなどの共有パソコンでWeb Playerを使った場合は、ブラウザを閉じるだけでなくSpotifyから明示的にログアウトし、ブラウザへパスワードを保存していないかも確認してください。
手元にないパソコンでログインした可能性がある場合は、Spotifyのアカウントページからどこからでもサインアウトを実行し、必要に応じてパスワードを変更する方法が安全です。
ただし、どこからでもサインアウトしても一部のスピーカー、テレビ、ゲーム機などのパートナーデバイスには別途対応が必要な場合があるため、連携アプリのアクセス権も見直しましょう。
削除できないときの疑問を解消

再生履歴を消す操作が見つからないと、別の曲を大量に流せば消えるのか、キャッシュを消せばよいのか、アカウントを作り直すしかないのかと迷いやすくなります。
しかし、画面表示を一時的に変える方法と、記録を完全に削除する方法では意味が異なり、誤った操作をするとプレイリストやダウンロードだけを失う場合があります。
ここでは特に迷いやすい状況を整理し、何を優先して確認すべきかを明確にします。
よくある操作の効果を見分ける
再生履歴に関する対策は、履歴を消す、他人から隠す、おすすめへの影響を減らす、端末からデータを消すという四つの目的に分けて判断すると理解しやすくなります。
同じ削除という言葉が使われていても、キャッシュ削除とアカウント削除では対象範囲が大きく異なります。
| 疑問 | 結論 | 適した対応 |
|---|---|---|
| 一曲だけ消せるか | 基本的に不可 | 公開や推薦を調整 |
| 別の曲で押し流せるか | 保証されない | 自然な更新を待つ |
| キャッシュで消えるか | 履歴は残り得る | 容量対策に限定 |
| 再インストールで消えるか | 履歴は残り得る | 不具合時に実施 |
| 非公開にできるか | 一部は可能 | 公開設定を変更 |
| 推薦を調整できるか | 一部は可能 | 好みから除外 |
操作前には、消える可能性があるプレイリスト、ダウンロード、ログイン情報を確認し、履歴と関係のない大切なデータを失わないようにしましょう。
目的に合う設定が見つからない場合でも、非公式ツールへログイン情報を渡すより、Spotify公式サポートやアプリ内の最新メニューを確認するほうが安全です。
身に覚えのない履歴へ対応する
再生履歴に自分が聴いていない曲、外国語のプレイリスト、知らないポッドキャストが何度も並ぶ場合は、単なる誤操作ではなく、別の端末や第三者がアカウントを利用している可能性があります。
この場合は履歴を隠すことよりも、これ以上の不正利用を止め、メールアドレスや支払い情報を含むアカウントを保護することが優先です。
- パスワードを変更
- どこからでもサインアウト
- メールの安全性を確認
- 連携アプリを解除
- 不明な端末を確認
- 支払い履歴を確認
Spotifyだけでなく、ログインに使用しているメール、Facebook、Apple、Googleなどのアカウントにも不審なアクセスがないか確認し、同じパスワードを使い回している場合はそれぞれ変更しましょう。
対策後も知らない曲が増え続ける、メールアドレスが変更されている、Premiumの契約内容が変わっているなどの異常がある場合は、Spotifyの公式サポートへ連絡する必要があります。
データを確認してから判断する
再生履歴に何が保存されているのかを詳しく確認したい場合は、Spotifyのアカウントに関するプライバシーページから、自分のデータをダウンロードする方法があります。
ダウンロードしたデータでは、アカウントや再生に関連する情報を確認できる場合がありますが、データを取得したからといって、その内容を編集してSpotifyへ戻したり、特定の再生だけを削除したりできるわけではありません。
身に覚えのない再生がいつ発生したのかを調べたい場合や、アカウント閉鎖の前に自分の情報を保存しておきたい場合には役立ちます。
ただし、提供されるデータの範囲や準備に必要な期間は申請内容によって異なる可能性があるため、画面の案内と一緒に提供される説明ファイルを確認しましょう。
単にホーム画面の一項目を消したいだけならデータ取得まで行う必要はありませんが、セキュリティ上の問題やアカウント全体の整理を考えている場合には判断材料になります。
自分に合う対策でSpotifyを安心して使う
Spotifyの再生履歴は、特定の曲だけを選択して利用者が自由に削除することは基本的にできないため、削除メニューが表示されなくてもアプリの故障とは限りません。
他人に見られることが心配なら、再生状況、最近聴いたアーティスト、プレイリストの公開範囲を見直し、今回だけ非公開にしたい再生には事前にプライベートセッションを利用する方法が適しています。
おすすめが変わったことに困っている場合は、対象の楽曲やプレイリストを好みに関するデータから除外し、普段好きな音楽を自然に聴き続けることで傾向を整えていきましょう。
キャッシュ削除、再生キューの消去、アプリの再インストールは再生履歴の完全削除とは別の操作であり、ダウンロード済みコンテンツや設定だけを失わないよう、実行前に対象範囲を確認することが大切です。
身に覚えのない履歴が増えている場合は、表示を隠して済ませず、パスワード変更、全端末からのサインアウト、連携アプリの解除を行い、自分の目的に合った対策でSpotifyを安全に利用してください。



