スマートフォンを買い替えるとき、Spotifyで作ったプレイリストやお気に入りの曲、Premiumプランの契約内容が消えてしまわないか不安になる人は少なくありません。
Spotifyの主要な利用データはスマートフォン本体だけに保存されているのではなく、Spotifyアカウントに紐づいて管理されているため、基本的には新しい端末で以前と同じアカウントへログインすれば引き継げます。
ただし、端末に保存したダウンロード済みの楽曲やポッドキャスト、スマートフォン内から読み込んだローカルファイル、Bluetooth機器との接続設定などは、自動的に新端末へ移らないため再設定が必要です。
本記事では、Spotifyを機種変更後も使い続けるための準備、新しいスマートフォンでのログイン手順、引き継げるデータと引き継げないデータ、ログインできない場合の対処法まで整理しているので、旧端末を初期化する前に確認しておきましょう。
Spotifyの機種変更は同じアカウントでログインすれば引き継げる

Spotifyの機種変更では、一般的なアプリのように専用の引き継ぎコードを発行したり、旧端末と新端末をケーブルで接続したりする必要はありません。
新しいスマートフォンにSpotifyアプリをインストールし、これまで利用していたアカウントへログインすれば、アカウント側に保存されているプレイリストやお気に入りなどが表示されます。
大切なのは、機種変更をきっかけに新しいアカウントを作らず、旧端末で使っていたログイン方法を確認してから移行することです。
基本は同じアカウントへのログイン
Spotifyのデータを引き継ぐための結論は、旧端末と同じSpotifyアカウントを新端末で使用することです。
自分で作成したプレイリスト、マイライブラリに保存したアルバム、お気に入りの曲、フォローしているアーティストなどはアカウントに紐づいているため、端末が変わっても同じアカウントから確認できます。
iPhoneから新しいiPhoneへ変更する場合だけでなく、AndroidからiPhone、iPhoneからAndroidへ変更する場合も基本的な考え方は同じであり、異なるOS間でもアカウント情報を利用して移行できます。
一方で、新端末の初回起動時に誤って新規登録を選ぶと、何も保存されていない別アカウントが作成される可能性があるため、必ずログインを選びましょう。
ログイン後にプレイリストが表示されないときは、データが消えたと判断する前に、旧端末と異なるメールアドレスやGoogleアカウントなどでログインしていないかを確認することが重要です。
プレイリストはアカウントに保存される
Spotifyで自分が作成したプレイリストは、通常はスマートフォン本体ではなくSpotifyアカウント側で管理されているため、同じアカウントへのログイン後に新端末でも利用できます。
自分で作ったプレイリストだけでなく、ほかのユーザーが公開しているプレイリストをマイライブラリへ保存している場合も、保存状態は基本的にアカウントへ引き継がれます。
ただし、Spotifyが編集している定期更新型のプレイリストは収録曲が入れ替わることがあるため、機種変更とは無関係に以前聴いていた曲が見つからなくなる場合があります。
残しておきたい曲があるときは、更新型プレイリストを保存するだけでなく、その曲をお気に入りへ追加するか、自分専用のプレイリストへコピーしておくと安心です。
万が一プレイリストを誤って削除した場合は、一定の条件下でSpotifyのアカウントページから復元できることもあるため、すぐに同名のプレイリストを作り直す前に復元機能を確認しましょう。
お気に入りやフォロー情報も残る
マイライブラリへ追加した楽曲、アルバム、アーティスト、ポッドキャストなどもアカウントに保存されるため、正しいアカウントへログインできれば新端末に反映されます。
お気に入りの曲は通常のプレイリストと同様にマイライブラリ内へ表示されるので、スマートフォンのバックアップから楽曲データを直接コピーする必要はありません。
フォロー中のアーティストや番組も引き継がれますが、アプリの表示方法や並び順はバージョンによって変わる場合があり、旧端末とまったく同じ位置に表示されるとは限りません。
ログイン直後に一部の情報が表示されない場合は、通信環境を確認したうえでアプリを再起動し、マイライブラリのフィルターや並べ替え条件が設定されていないかも確認しましょう。
データが多いアカウントでは同期に少し時間がかかることもあるため、アプリを何度も削除するより、安定したWi-Fiへ接続して表示の更新を待つほうが安全です。
Premiumプランは原則そのまま利用できる
Spotify Premiumの契約は端末ではなくアカウントに紐づいているため、新しいスマートフォンへ機種変更しても、同じアカウントでログインすれば原則として契約を継続できます。
機種変更だけを理由に旧端末でPremiumを解約し、新端末で改めて契約し直す必要はなく、むしろ解約と再契約を行うことで請求日や支払い方法の確認が複雑になることがあります。
携帯電話会社やインターネット事業者などを通じて料金を支払っている場合は、端末購入と同時に料金プランも変更すると決済条件が変わる可能性があるため、契約元の案内を確認しておきましょう。
新端末でFreeと表示される場合は、Premiumが消えたのではなく別アカウントへログインしているケースが多いため、領収書やアカウントページで契約中のアカウントを特定することが先決です。
正しいアカウントであるにもかかわらずPremium機能を利用できないときは、一度ログアウトして再ログインし、アカウント情報と端末の状態を更新すると改善する場合があります。
ダウンロードした曲は再保存が必要
Premiumで端末へダウンロードしたアルバムやプレイリストは、アカウント情報とは異なり、旧端末内にオフライン再生用のデータとして保存されているため、新端末へ自動的には移りません。
新しいスマートフォンへログインするとプレイリスト自体は表示されますが、ダウンロード済みの状態は解除されているため、インターネットへ接続して必要なコンテンツを再度ダウンロードします。
Spotify公式サポートでは、Premiumは最大5台のデバイスへ、それぞれ最大10,000曲をダウンロードできると案内されているため、複数端末を利用している人は登録台数にも注意が必要です。
- プレイリストは引き継げる
- ダウンロード状態は引き継げない
- 新端末で再ダウンロードする
- 通信量と空き容量を確認する
- 安定したWi-Fiを利用する
大量の曲を保存している場合は通信量とストレージを消費するため、通勤や旅行の直前ではなく、Wi-Fiと電源を確保できる環境で少しずつ再ダウンロードしましょう。
ローカルファイルは別途移動する
Spotifyの配信楽曲ではなく、CDから取り込んだ音源や自分で保存した音声ファイルをローカルファイル機能で聴いている場合は、ファイルそのものを新端末へ移す作業が必要です。
ローカルファイルの情報がプレイリスト内に残っていても、再生元となる音声ファイルが新しいスマートフォンに存在しなければ、曲がグレー表示になるなど正常に再生できません。
iPhoneではファイルアプリや対応する保存先へ音源を用意し、Spotifyにローカルオーディオファイルへのアクセスを許可するなど、新端末側で設定をやり直します。
| データの種類 | 移行方法 | 注意点 |
|---|---|---|
| Spotify配信曲 | 同じアカウントでログイン | オフライン保存は再実行 |
| プレイリスト | アカウントから同期 | 別アカウントを作らない |
| ローカル音源 | ファイルを別途転送 | 端末のアクセス許可が必要 |
| Bluetooth設定 | 新端末で再接続 | 旧端末の登録解除も検討 |
著作権上問題のない音源を利用することを前提に、クラウドストレージやパソコン、OS標準のデータ移行機能などを使ってファイルを移し、Spotifyで読み込めるかを確認しましょう。
OSが変わっても移行の考え方は同じ
iPhoneからAndroid、AndroidからiPhoneへ機種変更すると、アプリストアや端末の操作方法は変わりますが、Spotifyの引き継ぎは同じアカウントへログインすることが中心です。
Apple ID、Googleアカウント、Facebookなどをログイン方法として利用している場合は、新しいOSでも該当するログインボタンを選択し、元のSpotifyアカウントへ接続します。
たとえばiPhoneでAppleを使ってログインしていた人がAndroidへ移る場合でも、SpotifyアプリにAppleのログイン項目が表示されていれば、同じ認証情報を使ってアクセスできます。
ただし、Appleのメールを非公開にする機能を利用して登録した場合は、普段使っているメールアドレスとは異なる転送用アドレスがSpotify側へ登録されている可能性があります。
OS変更を伴う機種変更では、Spotifyだけでなく認証に使うApple IDやGoogleアカウントへアクセスできる状態を先に整えておくことが、ログイントラブルを防ぐ近道です。
機種変更前に準備しておきたいこと

Spotifyの引き継ぎ自体は難しくありませんが、旧端末を手放した後にログイン方法がわからないと、アカウントを探す作業に時間がかかります。
特に複数のメールアドレスを使い分けている人や、Apple、Google、Facebookなどの外部アカウントで登録した人は、機種変更前の確認が重要です。
旧端末が操作できるうちにアカウント情報と利用状況を整理し、新端末で同じ状態を再現するための準備を済ませておきましょう。
ログイン方法を確認する
機種変更前に最優先で確認したいのは、現在のSpotifyアカウントへどの方法でログインしているかという点です。
Spotifyではメールアドレスとパスワードだけでなく、電話番号、Apple、Googleなど複数の認証方法が使われるため、見覚えのあるメールアドレスを入力するだけでは元のアカウントへ入れないことがあります。
- 登録メールアドレス
- Spotifyのユーザー名
- 電話番号によるログイン
- Appleアカウント
- Googleアカウント
- Facebookとの連携状況
旧端末のプロフィール画像から設定やアカウント情報を開き、登録されているメールアドレスと利用可能なログイン方法を確認して、必要であれば安全な場所へ控えておきます。
2026年7月時点ではSpotifyからログイン方法に関する変更案内も出ているため、ユーザー名だけに頼らず、受信可能なメールアドレスが登録されているかも確認しておくと安心です。
メールとパスワードを整える
登録メールアドレスが古い携帯会社のアドレスになっている場合や、すでに使えないアドレスになっている場合は、旧端末からログインできるうちに変更しておきましょう。
パスワードを忘れた際の再設定リンクは登録メールアドレスへ送られるため、メールを受信できない状態で旧端末も初期化すると、本人確認が難しくなる可能性があります。
現在のパスワードがわからない場合は、機種変更後に慌てて試すのではなく、旧端末を利用できる段階でパスワードを再設定し、新しい情報でログインできるか確認します。
| 確認項目 | 望ましい状態 | 対応 |
|---|---|---|
| 登録メール | 現在も受信できる | 古ければ変更する |
| パスワード | 本人が把握している | 不明なら再設定する |
| 外部アカウント | 認証可能な状態 | 端末変更前にログイン確認 |
| 電話番号 | 変更後も利用可能 | 番号変更時は先に整理 |
パスワードをメモ帳アプリや写真として無防備に保存するのではなく、信頼できるパスワード管理機能を利用し、ほかのサービスと同じパスワードを使い回さないことも大切です。
必要な曲を整理しておく
機種変更後はダウンロード済みのコンテンツを再保存する必要があるため、旧端末で使っていたすべての曲をそのままダウンロードし直すと、ストレージを圧迫することがあります。
長期間聴いていないプレイリストやポッドキャストのエピソードを整理し、新端末でもオフラインで必要なものをあらかじめ決めておくと、移行後の作業がスムーズです。
お気に入りに入っているだけの曲は通信環境があれば再生できるため、通勤中や飛行機内など、実際にオフライン再生が必要なコンテンツから優先してダウンロードします。
新端末の保存容量が旧端末より少ない場合は、Spotifyの音質設定によって必要容量が変わる点も考慮し、高音質を優先する曲と容量を抑えたいコンテンツを分けて考えましょう。
旧端末でプレイリスト名や曲数を確認できる画面を記録しておくと、新端末で同期結果を確認しやすくなりますが、個人情報が映り込む場合は画像の取り扱いにも注意が必要です。
新しいスマホでSpotifyを引き継ぐ手順

機種変更後の作業は、アプリのインストール、元のアカウントへのログイン、ライブラリの確認、必要な曲の再ダウンロードという順番で進めます。
スマートフォン全体のデータ移行機能によってSpotifyアプリが自動的に入った場合でも、アカウントの再認証を求められることがあるため、ログイン情報は用意しておきましょう。
移行完了を確認するまでは旧端末を初期化せず、プレイリストや契約状態を新旧の画面で見比べられる状態にしておくと安心です。
アプリを公式ストアから入れる
新しいスマートフォンでは、iPhoneならApp Store、AndroidならGoogle PlayからSpotifyの公式アプリをインストールします。
端末の一括移行によってアプリがコピーされている場合も、アプリストアを開いて最新バージョンへ更新してからログインすると、古いバージョンによる表示不具合を避けやすくなります。
- 公式アプリであることを確認する
- OSを利用可能な状態に更新する
- 十分なストレージを確保する
- 安定した通信へ接続する
- 必要に応じて端末を再起動する
2026年7月時点のSpotify公式案内では、モバイルアプリの対応環境としてiOS 16.1以降およびAndroid OS 7.0以降が示されているため、古い中古端末へ移行する場合は対応状況を確認しましょう。
非公式サイトから入手したアプリはセキュリティや更新面のリスクがあるため、ログイン情報を入力せず、必ずOSの公式ストアを利用してください。
以前と同じ方法でログインする
Spotifyアプリを開いたら新規登録ではなくログインを選び、機種変更前に確認したメールアドレス、電話番号、Apple、Googleなどの方法を使用します。
同じメールアドレスを使っているつもりでも、メール入力で作成したアカウントとGoogleログインで作成したアカウントが別々に存在していることがあるため、以前の方法を再現することが重要です。
ログイン後はプロフィール名、アイコン、マイライブラリ、お気に入りの曲、主なプレイリストを確認し、旧端末と同じアカウントであることを判断します。
| ログイン後の状態 | 考えられる原因 | 次の行動 |
|---|---|---|
| プレイリストが表示される | 移行成功 | 再ダウンロードへ進む |
| ライブラリが空 | 別アカウント | ログアウトして方法を変更 |
| Freeと表示される | 契約外アカウント | 領収書の宛先を確認 |
| ログインできない | 認証情報の相違 | パスワードを再設定 |
マイライブラリが空でも、すぐにプレイリストを作り直したりPremiumへ再加入したりせず、別の認証方法で元のアカウントへ入れるかを試しましょう。
同期を確認して再ダウンロードする
正しいアカウントへのログインを確認したら、マイライブラリを開き、保存したアルバムやプレイリスト、フォロー中のコンテンツが揃っているかを確認します。
次に、オフライン再生したいアルバムやプレイリストを開いてダウンロードを有効にし、処理が完了するまでアプリを終了せず、できるだけ安定したWi-Fiへ接続します。
楽曲を一曲ずつ直接ダウンロードできない場合は、必要な曲をプレイリストへ追加し、そのプレイリスト単位でダウンロードすると管理しやすくなります。
モバイルデータ通信でのダウンロードが許可されていると大容量の通信が発生する可能性があるため、設定内のデータ節約やオフライン関連の項目も確認しましょう。
ダウンロード完了後は一度オフライン状態に切り替えて数曲を再生し、外出先で通信できない状況でも利用できることを確かめてから旧端末を初期化するのが安全です。
引き継げるデータと再設定が必要な項目

Spotifyの機種変更で混乱しやすいのは、アカウントに保存される情報とスマートフォン本体に保存される情報が混在していることです。
プレイリストが表示されることと、曲をオフラインで再生できることは別であり、ログインだけですべての利用環境が完全に再現されるわけではありません。
どこまで自動的に引き継がれ、何を手作業で設定し直すのかを把握しておけば、データが消えたと勘違いせずに対応できます。
アカウント側のデータは残る
同じアカウントへログインした場合、プレイリスト、お気に入りの曲、保存したアルバム、フォロー中のアーティストや番組などは基本的に新端末でも利用できます。
Premiumの契約状態やアカウントプロフィールもアカウント側で管理されるため、端末だけを変更したことで自動的に解約されたり、無料プランへ切り替わったりするものではありません。
- 自作プレイリスト
- 保存したプレイリスト
- お気に入りの曲
- 保存済みアルバム
- フォロー情報
- Premiumの契約状態
再生履歴や好みをもとにしたおすすめも同じアカウントを使い続けることで継続されますが、おすすめの内容は日々更新されるため、旧端末と新端末で一時的に表示が異なる場合があります。
複数人で一つのアカウントを共有すると再生履歴やおすすめが混ざるだけでなく同時再生にも影響するため、FamilyやDuoを利用している場合も各自のアカウントへログインしましょう。
端末内のデータは再構築する
旧端末にダウンロードした音楽やポッドキャスト、キャッシュ、一時保存された画像などは端末固有のデータであるため、新端末では必要に応じて作り直されます。
ダウンロードファイルは不正コピーを防ぐため通常の音楽ファイルのように直接取り出して再利用することができず、Spotifyアプリから正規の手順で再保存する必要があります。
ローカルファイルについては元の音声データを移動したうえで、新端末にSpotifyからのアクセスを許可し、マイライブラリに表示されるかを確認します。
| 項目 | 自動引き継ぎ | 必要な作業 |
|---|---|---|
| プレイリスト | 基本的に可能 | 正しいアカウントでログイン |
| お気に入り | 基本的に可能 | 同期結果を確認 |
| ダウンロード曲 | 不可 | 新端末で再ダウンロード |
| ローカルファイル | 不可 | 元ファイルを転送 |
| Bluetooth接続 | 不可 | 新端末でペアリング |
端末全体のバックアップからSpotify関連データが復元されたように見えても、ライセンス確認やアプリ更新によって再ダウンロードを求められる可能性があるため、オフライン再生を実際に試しましょう。
音質や接続機器は設定し直す
ストリーミング時の音質、ダウンロード時の音質、モバイルデータ通信の利用可否、音量のノーマライズなど、アプリや端末に依存する設定は新端末で確認する必要があります。
ワイヤレスイヤホン、カーステレオ、スマートスピーカーなどのBluetooth接続はSpotifyアカウントとは別に端末側で管理されるため、新しいスマートフォンでペアリングをやり直します。
Spotify Connectに対応するテレビやスピーカーは同じネットワーク上で再び表示されることがありますが、機器側に古い端末の接続情報が残っている場合は再認証が必要です。
旧端末が手元に残る場合、同じアカウントを複数端末へログインさせることはできますが、一つのアカウントで同時に複数端末から別々の曲を再生する使い方はできません。
新端末で意図せず別のスピーカーから音が出る場合は、再生画面の接続先を確認し、不要な端末からログアウトするか、Spotify Connectの接続先を切り替えましょう。
引き継ぎがうまくいかないときの対処法

機種変更後にプレイリストが見つからない場合、Spotify側でデータが消失したとは限らず、多くは別アカウントへのログインや認証情報の勘違いが原因です。
焦って新しい契約を始めたりアカウントを削除したりすると状況が複雑になるため、現在ログインしているアカウントと旧端末の情報を順番に比較します。
ログイン方法、通信環境、アプリの状態、契約情報という順で切り分ければ、問題の場所を見つけやすくなります。
別アカウントを疑う
ログインはできたのにプレイリストが空の場合は、元のデータが削除されたのではなく、以前とは異なるSpotifyアカウントへ入っている可能性が高いと考えられます。
特に、メールアドレスで作成したアカウント、Googleで作成したアカウント、Appleで作成したアカウントがそれぞれ存在すると、本人は一つのつもりでも複数アカウントを持っていることがあります。
- プロフィール名が以前と同じか
- 登録メールアドレスが一致するか
- Premiumの契約が表示されるか
- お気に入りの曲が残っているか
- 旧端末とユーザー名が同じか
Premiumの領収書や決済メールが残っている場合は、宛先となっているメールアドレスを確認すると、契約中のアカウントを特定する手掛かりになります。
元のアカウントが見つかるまでは、新しいアカウントでプレイリストを作成したりPremiumへ加入したりせず、候補となるログイン方法を一つずつ試しましょう。
パスワードを再設定する
メールアドレスまたはユーザー名がわかっていてもパスワードを思い出せない場合は、Spotifyのパスワードリセット機能を利用します。
再設定メールは登録されているメールアドレスへ届くため、迷惑メールや広告フォルダも確認し、Spotifyからのメールを拒否するフィルターが設定されていないかを確かめましょう。
リセットメールが届かない場合は、入力したメールアドレスがSpotifyへ登録されていない可能性があるため、過去に使用していた別のアドレスでも試します。
| 症状 | 確認する場所 | 対処 |
|---|---|---|
| メールが届かない | 迷惑メール | 受信設定を確認 |
| 登録なしと表示 | 別のアドレス | 候補を一つずつ試す |
| リンクが開かない | ブラウザ | 新しいリンクを発行 |
| 古いメールで受信不能 | 旧メールの契約 | 復旧またはサポートを検討 |
短時間に何度もリセットを要求すると一時的に制限される場合があるため、最新のメールに記載されたリンクを使い、必要に応じてシークレットブラウザで開きましょう。
アプリと通信環境を見直す
正しいアカウントへログインしているのにライブラリが読み込まれない場合は、Wi-Fiやモバイルデータ通信の状態を確認し、Spotifyがオフラインモードになっていないかを見直します。
通信に問題がなければアプリを完全に終了して再起動し、それでも改善しないときはアプリストアから更新を行い、端末自体も再起動しましょう。
再インストールは一般的な不具合の改善に役立つ場合がありますが、端末内に保存したダウンロードコンテンツは削除されるため、再度ダウンロードする必要があります。
Premium機能だけが利用できないときは、一度ログアウトしてからログインし直し、アカウントページで現在のプランと支払い状況を確認します。
自力で元のアカウントを特定できない場合は、支払いを確認できる資料などを準備してSpotifyサポートへ相談し、カード番号の全桁やセキュリティコードを送らないよう注意しましょう。
安心してSpotifyを新端末へ移すために
Spotifyの機種変更では、特別な引き継ぎコードを発行するのではなく、旧端末で利用していたものと同じアカウントへ新端末からログインすることが基本です。
プレイリスト、お気に入りの曲、保存したアルバム、フォロー情報、Premiumの契約状態などはアカウントに紐づいているため、正しいログイン方法を選べばOSが変わる機種変更でも利用を続けられます。
一方で、オフライン再生用にダウンロードした曲やポッドキャスト、スマートフォン内のローカルファイル、Bluetooth機器との接続、音質や通信に関する一部の設定は自動移行されないため、新端末で再設定が必要です。
旧端末を初期化する前に、登録メールアドレス、ログイン方法、パスワード、Premiumの契約アカウントを確認し、新端末でプレイリストの表示とオフライン再生まで試しておけば、移行後のトラブルを大幅に減らせます。
新端末でライブラリが空になっている場合も、すぐにデータ消失と判断せず、別アカウントへログインしていないかを確認し、必要に応じてパスワードの再設定やアプリの更新を順番に進めましょう。



